幸せな恋にあこがれて
「何ソレ…!ふざけンなよ?!今更、なんなんだよっ!!良い加減にしろよ!?」

「そうだよ!!!」

「夢樹は、わたさねぇ!」
信也が、机を蹴った。ガラスの割れる音が響いた。
ガラスの破片が散らばる。廊下には、幸い人はいなかったが、ガラスが割れた音に、驚いた野次馬が集まって来た。

「何してるの!?」
「落ち着きなさい!」
次々に響く、慌てた声の中に
透き通る優しい声が響いた。
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