いじわる教師といじっぱり生徒
私の言葉に、先生はまたもやうなだれた。
「何のかわりだよ…」
「決まってるでしょ?ネックレスを買ってくれなかったか~わ~り。」
「お前…」
先生が何かを言い返そうとしたとき、キィーっという音をたて、バスがバス停に到着するのが見えた。
「先生!」
「…よし。走るか。」
!?
走るって言っても……!!
目の前の道路を、次から次へと走り抜ける自動車たち。
走りたくても走れない…