いじわる教師といじっぱり生徒


それなら私、ちゃんと忘れなきゃいけない…


「…亮太が頼み事なんて珍しいね!」


私が明るくそう言うと、

亮太は少しホッとしたような表情をした。



「そうか?」と言いながら、亮太は机を挟んで私と向かい合う。



それから机に手をついて、私の顔の高さに腰を曲げた。



「その頼み事っていうのが……」



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