いじわる教師といじっぱり生徒



それから亮太の予想通り30分ほど待って、ようやくお目当てのケーキを買うことができた。



「はい萌香。」


「え!いいの?やったぁ♪」



このお店ではケーキと一緒にクレープも売っているらしく、

亮太は私のぶんのクレープも買ってくれた。


私はパクッとクレープを口に頬張る。



「おいひい!ありがとう…って、亮太は?」



亮太の手には、ケーキの箱ひとつしか持たれていない。



「ん~?俺はいいや。」


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