いじわる教師といじっぱり生徒


しばらくの沈黙が続いたあと、先生は「だったら。」と言って私の顎をつかみ、顔を上に向かせた。


「だ…ったら…?」


「…だったら、今度の学期末テスト、数学で絶対2桁以内に入れ。」


「ふ、2桁!?」


「あぁ。99位でもいい。簡単だろ。」


「いや…」


私にしては、99位っていうのは

かなりハードルの高い順位だ。

でも…


「2桁以内に入れば、もう脱がなくてもいい…?」



< 248 / 388 >

この作品をシェア

pagetop