いじわる教師といじっぱり生徒


「はっ!?」


先生の意味不明な発言に、思わず間抜けな声が出てしまった。


「だから…2桁なんて無理だと思ってたから、もう1枚脱がせられると思ってたんだよ。でも………」



先生がかがんで、顔の位置を私に合わせる。

鼻と鼻がくっつきそうな距離で、2人の呼吸が交差する―…



「まぁ、よく頑張りました。」


先生の大きな手が、私の頭をポンポンッとなでた。



「まさか本当に2桁取るとはな…。さすが俺が教えただけある。」



< 259 / 388 >

この作品をシェア

pagetop