いじわる教師といじっぱり生徒
「先生…結局は自分を褒めるんだね。」
平気なフリをしていても、顔は勝手に熱くなっていく。
それが分かっているから、熱はさらに熱を増していく……
“まぁ、よく頑張りました。”
先生の声と、表情と、手の感覚。
何度も何度も繰り返されて、熱はなかなか冷めてくれない。
「しかもさ?『もう1枚脱がせられると思ってた』って。変態発言だよ先生。」
「先生に向かって変態とはな。まったく悪い生徒だ。」
先生の声がいつもより優しい気がする。
それが嬉しくて、私は先生に見られないように頬を緩めた。