いじわる教師といじっぱり生徒



ずいぶん長い時間走った。


すっかり日が落ちて、あたりは真っ暗闇だ。


「ねー…まだ着かないの?」


「ん、もうすぐかな。」


「さっきもそう言ってた。嘘つき。」


「そうだっけ?」


「うん。」


「忘れた。」


さすがの先生もこの長時間で疲れたのか、始めほどのスピードは無い。


周りは暗いし、なんだかしんみりしてしまう。



< 304 / 388 >

この作品をシェア

pagetop