いじわる教師といじっぱり生徒




「着いたぞ。」


「え…ここどこ??」



先生が自転車を止めたのは、草木が生い茂る山の中みたいなところだった。



人ひとり居なくて、静まり返っている。



「まぁ大人しく着いてこい。」



先生は、自転車から降りて茂みの中へ進んでいく。


私もあわてて先生の横に並び、辺りをキョロキョロ見回しながら用心深く歩いた。



ここ、怪しすぎじゃない?



真っ暗だし、人の気配も無いし、怖いよ……





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