いじわる教師といじっぱり生徒
「ふーん。じゃ、さっさと行きたいからちゃんと着いてこいよ。」
意地悪な口調でそう言って、先生は足早に歩き出した。
当然追い付けない私。
先生の早歩きに、私が着いていけるわけがない。
分かってるくせに……先生のバカ。
「ま、待って!」
泣きそうなのをこらえて叫ぶと、先生はピタリと足を止めた。
それを確認して、私は既にだいぶ開いてしまった先生との距離を全力で走る。
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