いじわる教師といじっぱり生徒
「先生…ありがとう。」
先生は私の後ろにまわり、ネックレスをつけてくれた。
金具を留めようとする先生の指が首に触れるたびに、胸がドキッ、ドキッと跳ねる。
「はい。できた。」
「どう?」
「いいんじゃない?」
「……何それ。」
もっと気の効いたこと言えないのかな。
似合ってるよーとか、普通の人だったら言うと思う。
先生が普通じゃないことはよく分かってるけどさ…。