いじわる教師といじっぱり生徒



「ん?なんか言ったか?」


「…ううん、なんでもない。」


ふーんと言いながら、拓海は床に腰をおろす。


「何しに来たの?」


わざと冷たく言うと、拓海は少し眉にしわを寄せて私を見上げた。



「バカって言ったの、叱ってやろうと思って。」



「…はぁ」


それだけのために?


「じゃぁもう反省したから、早く出てってよ。」


今日ぐらい1人にさせてよ…。





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