いじわる教師といじっぱり生徒



「ありがとう。」


お茶を一口すすって、すぐにコップを置いた。


今日は亮太に謝りに来たんだから…。


しっかり謝らなくちゃ。


「亮太。」


「ん?」


こっちを向いた亮太に、私は一呼吸置いて、さっきよりも深く頭を下げた。



「ごめんっ…この間は、いきなり怒って本当にごめんなさい!!」


「おい…!やめろって!」


亮太に肩を揺すられて、私は膝からガックリと座り込んでしまった。


亮太も私と一緒に座り込む。




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