いじわる教師といじっぱり生徒
私は、写真たてに飾られている見覚えのある写真を指差した。
「あれって、小学校の修学旅行の…?」
「あぁ、そうだよ。」
亮太はにっこり笑って、写真たてを持ってきた。
自由に行動班を決めて良くて、私と亮太は当たり前のように同じ班になった。
5人班だけど、私と亮太だけがあからさまにくっついている。
「ほんとに、お兄ちゃんみたいにずーっと一緒だよね。私が困ってるとなんでも助けてくれるし。」