いじわる教師といじっぱり生徒
亮太の言葉に、私は首をかしげる。
「あぁ。優しいお兄ちゃんって言われるのも、こうやって男の俺の部屋になんのためらいも無く上がられちゃうのも、全部つらかったよ。」
ますます、亮太の言葉の意味が分からなくなる。
これは私がバカだから理解できないのかな…?
「ごめん、亮太の言ってる意味が分からないよ。私でも分かるように言って?」
亮太ははぁーとため息をついて、真下にいる私に顔をぐっと近づけた。
ドキン、と心臓が鳴る。