いじわる教師といじっぱり生徒



自然と歩く早さが遅くなる。


何もかもが憂鬱だ。



「やだよ…」


拓海が帰ったら、もう会う理由が無くなっちゃう。


このまま二度と会えないなんて絶対………


「っ!?」


突然目の前が陰って、私は慌てて足を止めた。


恐る恐る目線を上げる。


そして、息を飲んだ。



「た…くみ。」





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