いじわる教師といじっぱり生徒



私が大声で言うと、先生は数秒置いてから私を解放した。



いそいで先生から離れて、部屋の隅に走る。



「萌香。俺は…」



「きゃー!来ないで!!」



「…あのなぁ…」


「これ以上先生にいじめられたくないもん。」



「別にいじめてないだろ。」


「いじめてるよ!」



後ろに壁があることは分かってるけど、足を動かしてもっと後ろに下がろうとする。




< 56 / 388 >

この作品をシェア

pagetop