恋の扉
体育倉庫裏には、



壁に寄りかかっている拓真。




「俺、唯のこと好き」



初めての告白だった。


心拍数がどんどん上がって、



顔が赤くなるのが分かった。


「返事、ちょーだい?」


拓真の頬もほんのり赤い。


「私、理想高いよ?」


一応忠告・・・・。


「じゃあ、俺のどこがダメ?」


「私は、背の高くて運動ができる子が好き。
 
 それと、明るくて優しい人。
  
 顔も、かっこいいほうがいいし・・・。」


これだけだと、拓真にも当てはまる。


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