続・破壊的衝動
「じゃあ、生徒は?
愛してました?」
じゃなきゃ許さない。
もっと許さない。
「はっ?
なワケあるかよ。
遊びだよ、遊び。
生徒相手に本気になるわけないだろ?
――…それより、」
許さない。許さない。
そんな簡単に、許さない。
「あははははははは。
センセ?
壊すのって簡単だね。」
「――は?」
制服のポケットに入れた携帯電話を取り出した。
その携帯は通話中。
「俺さ、センセの婚約者のケー番知ってるんだよね。」