続・破壊的衝動



携帯に付いているストラップを掴んで、携帯をブラブラと揺らす。


「先生、聞こえてます?
先生の婚約者、生徒相手に浮気してましたよ?」


「まさか!!?」


「最初からばらす気満々だったんですよ、俺は。」


青ざめたその顔には、異常な程の汗が流れていた。


「おっお前ぇ!!
ふざけんなよっ!!!!」


胸ぐらを掴まれる。
少し俺より高い身長で、俺を持ち上げる。


「ふっ、」

「なに笑って……」




「うわぁぁぁぁああああ゛!!!!ッ助けてっ!!!!
センセに殺されるっ!!!!
先生、助けて!!!!
痛い、痛いよ!」


ガタガタと、机や椅子を足で倒す。

< 13 / 72 >

この作品をシェア

pagetop