続・破壊的衝動




「あ、それ。」


ジュースを乗せたお盆を持った、部屋の主が戻ってきた。


「なにコレ。
俺があげたテディベアは?」

「捨てた。」

「は?」

「捨てた!!」



ジュースはテーブルに勢い良く置かれた。



「これは?」

「……貰った。」

「誰に?」

「……わかるでしょ!?
先生によ!」


安っぽいコレより、俺があげたテディベアの方が高いはず。

可愛いはず。

欲しがるはず。


< 22 / 72 >

この作品をシェア

pagetop