続・破壊的衝動
騒ぎに耳を傾けると、センセは校長に呼び出しくらったよう。
婚約者の先生も一緒に、らしい。
「あなたのせいかしら?」
背後から、俺の頬を覆うように触れた手。
指には赤いマニキュア。
「久し振り、先生。」
「本当にね。
全然来ないんだものね。
私だって気になってたのよ?あなたの事。」
心配してたのだろうか。
……先生の考えは深すぎてわからない。
だから考えたくない。
結局わからないのだから。