続・破壊的衝動
友達?
そんなんじゃ、俺は満たされない。
お前をボロボロにした今でさえ、まだ足りない。
無理矢理シーツごと抱き締めれば、必死に抵抗する。
長い爪は俺の皮膚を傷付ける。
頬。
首。
腕。
背中。
まるでキスマークの様。
「……好きだよ。」
「嫌いッ!!」
「知ってるよ。」
「大嫌いッ!!」
「うん。」
「嫌い嫌い嫌い、帰ってよ!!
今すぐ私の前から居なくなって!
もう……、顔も見たくないっ!!」
悲痛なお前の声を聞こえないようにした。