続・破壊的衝動



――…好きなんだな。



鈍感な私でもわかるのに、あいつがわからないハズがない。


酷い酷い酷い。


私にはあいつが、全てを弄ぶ様に見えた。



でも、先生に話すあいつは弱くて脆くて。


昔は見えてて、今は見えなくなっていたあいつの心が少し見えた気がした。



小さい頃は寂しがり屋で泣き虫で、それでも強がってばっかで。

優しくて弱かった。


それは今も……?



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