恋の教習所

~木田友紀の場合~

結局彼に伝える事が出来なかった、私木田友紀は・・・。

三咲に相談しようと思ってそのままメール作成画面を開く。


なんて送ろうか少し迷った後で。


【この前の話、奥田君に言おうと思って電話したけど結局言えなかったよ~!!やばいよ!!(><)】


文章を打った。

メールを送ろうと思ったけど。

ふと時計が目に入る。


時間が中々夜もいい時間。

メールくらい平気でお互い好きな時間に送り合っていた私たち。

見るのが朝になっても問題なし。

それこそ寝ていようが起きていようが関係なし。


ただ・・・三咲はきっと勉強しているだろう。

起きているだろう。

当然すぐメールを見れる体制にはなっているはず。


となれば、このメールを見た三咲はきっと私に電話をしてくるだろう。

中学からの付き合いだ。

それくらい読める。


それもちょっと悪いなと思った私は、メールを下書きへ保存した。



今日今すぐに三咲に送るのはやめておく。



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