ちびに恋した
のんびり歩いていると、うちのクラスの周りが騒がしい。
なんかあったのかなぁ?!
ちょっと急ぎ足で、教室に向かい、囲まれている人を見ると・・・
あぁぁぁー!!
あの人、さっきうちとぶつかった感じ悪い人だっ!
もしかして、転校生だったのかな?
そんなことより、なんでよりによって同じクラスなのよー!
運が悪いのにも程があるっての。
「りさ~!!」
目をハートにさせた親友の中山ゆいが走ってきた。
もしや…。
「あの転校生、かっこよくない!?まー恋愛対象にはならないけど。ちょーイケメンじゃん!!」
やっぱり・・・
イケメン好きなゆいがは、絶対食いつくと思ったよ・・・。
「そっかそっか!よかったね☆イケメン転校生が来て!」
「うん!よかった~!!メアド聞いちゃおっと^_^」
幸せそうなゆいの笑顔見てると、なんかこっちまで笑顔になるなぁ~
この時はまだ、自分の未来なんて想像できなかったんだ・・・
まさかあんなことになるなんて…。