ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
授業も終わり、雪乃と一緒に帰っていた。
すると、私たちを追い越して歩く男子集団が。
しかもっ!
その中に、結城くんの姿が見えた。
「ん~っ!ん!」
言葉にならない声をあげ、雪乃を見るとニヤニヤしてる。
「光~、別に喋っていいよ?結城く~んって気軽に話しかけてみたら?」
「ばっ、ばか。できないよ、そんなの……」
「ほら、見て?」
「結城クン、バイバイ」
うわ……。
目の前で、気軽に結城くんの背中を叩いて去る女の子がいた。