ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
“結城くん”って、私も話しかけれたらいいな。


ジーッと見てる間に、結城くんたちの塊は改札を抜け、ホームへと行ってしまう。



「じゃ、また明日~」


雪乃は私とは反対方向だから、違うホームへと消えた。




私は階段をおり、自分が乗る電車がくるホームへと歩いて行く。


ホームに出ると……


結城くんが、柱にもたれて本を読んでいた。


ホームの椅子は空いてるのに……やっぱり立ってるんだね。そして、本を読んでる。




私の中でイメージが膨らむ。


読書好きで、


物静かで、


優しい雰囲気の結城くん。



< 12 / 425 >

この作品をシェア

pagetop