ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「ま、せめてもの救いは、同じ学校じゃナイ事だよな?

車両変えればすむ話だし」


……そーだね。


もう明日からは、6両目には乗らない。


……っていうか、乗って待ってるとしたら


どんな顔して会えばいいのかわからない。






結城くんの前で今日泣いたわけだけど……


結城くん、ずっと


「どうした!?羽柴さん想いだな、そこまで……」って焦ってただけで


私の泣いてる本当の理由なんて、知るわけもない。


私は、“好き”だって素振りを全く見せてないもん。


明日普通に話しかけられても、複雑。





< 135 / 425 >

この作品をシェア

pagetop