ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「すっ……」


す?


菅沼さんは、大きく目を見開き「す」と発した。


膝に置いてる手が、震えてる?


「すっ……。好きな……人と、付き合えて……よかったね」


……へ?


あ、


氷上さんの事か。


「あぁ……まぁ。けど、実は相手大学生なんだよな。

子供扱いばっかされる」


「ふぅん……そっか」


菅沼さんは視線を足元に落とし、オレの膝に手を置いてた事に、


今さらのように気付いた感じだった。


「きゃっ!ゴメンなさいっ!!」


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