ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
高校生のオレなんかには手の届かないような、オシャレなレストラン。


ここで会う約束してたのに、いつまで待っても彼が来ない


って、声をおし殺して泣いていた氷上さんを店から連れ出し


近くの24時間営業のファミレスへ連れていった。


オレにはこんな所しか思い付かないし、


情けないな……と思いつつ多少へこんでたら、


氷上さんが、


プレゼント欲しいって、言い出したんだ。


嘘だと思った。


オレ、またフラれんのかなと思いつつ、


ポケットから、渡し損ねたプレゼントの小さな箱を取り出した。


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