ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
結城くんはその事に突っ込むでもなく、カバンから何かを取り出した。
……あ、スルーですか?
ま、いいけどね。
「本、ありがとな。読み終わった」
「そーなの!?早かったね」
「ん。……最後の方は飛ばし読みなんだけどな。やっぱ恋愛小説は、合わないかも」
そう言って結城くん、苦笑い。
「だよねぇ。女の子向けの本だしね……」
「けど、勉強になった。ハッピーエンドじゃないんだな……この話」
「うん……」
そう。この話の主人公は好きな人と結ばれないんだ。
恋愛小説で言えばバッドエンドなんだろうけど、
よく読めば、本当はこの終わり方はハッピーなんだよ。
……あ、スルーですか?
ま、いいけどね。
「本、ありがとな。読み終わった」
「そーなの!?早かったね」
「ん。……最後の方は飛ばし読みなんだけどな。やっぱ恋愛小説は、合わないかも」
そう言って結城くん、苦笑い。
「だよねぇ。女の子向けの本だしね……」
「けど、勉強になった。ハッピーエンドじゃないんだな……この話」
「うん……」
そう。この話の主人公は好きな人と結ばれないんだ。
恋愛小説で言えばバッドエンドなんだろうけど、
よく読めば、本当はこの終わり方はハッピーなんだよ。