ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「緑、羽柴さんと出掛けるらしーな。……羽柴さん、それで良かったわけ?」


結城くんはメールをしながら首傾げ、私に聞いてくる。


うん、雪乃はそっちの方がいいんだよ。


「うん。いいみたい」


「……へぇ。まぁ緑も付き合いいいからな。また羽柴さんに誰か紹介するつってたわ」


「えぇっ!?」


いきなり大きな声出したから、結城くんどころか、同じ車両の人が一斉にこっちを見た。


あぁ、やっちゃった。


「……え、オレなんかマズイ事言った?」


「ううん。あのね……」


雪乃が緑くんを好きだって……言ってもいい?


いいよね!

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