ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「一人で、大丈夫。ちゃんと終わらせてくるから。

……信じてて?」


そう言われると、信じるしかなくて。





その後の授業は、いつも通り何もなかったように明るく振る舞う氷上さん。


オレは気が気じゃなくて、


今日の授業中、ずっと上の空だった。


……また、同じ事の繰り返しかよ。


去年だって、散々別れるって言いながら


結局切れてなかった二人。


オレと付き合ってた時も、


コソコソ会ってた。


……こんな風に疑いだすと、自分が自分じゃないみたいで


すごく苦しい。



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