ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
あれが私の彼氏って、周りの人たちは思ってるかな?


今日だけ彼氏(の気分)なんだから。


フフッ、嬉し~い。


「結城くん、ココどうぞ」


私はとなりの席に置いてたカバンをのけた。


そしたら結城くんは苦笑いして、首を横に振った。


「オレ立ってるから」


え、そう?


「じゃあ私も……」


「菅沼さんは座っときな。混んできたし……オレがココでガードしとくから」


ドキッ……。


結城くんは私の正面に立ち、足をちょっと広げた。


そういえば前に、混んでる電車で前に立ってる人が雪崩れてきた時があったんだ。


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