ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
……うっぷ。
気持ち悪い。
無理して食べるんじゃなかった。
「腹もふくれたし、中入ろっか。
……あ、花はどうすんの?」
「受付の人に渡してくるね。トイレも行きたいし、結城くんは先に席に行ってる?」
今日の席は指定席。
チケットを一枚結城くんに手渡した。
「ん。じゃ、先に行ってるな」
「は~い」
別行動になった途端、気が抜ける。
……やっぱり一緒にいると緊張する。
いい緊張なんだけどね?
受付の人に花を預け、トイレへと向かった。