ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「あのね、プログラム見せて」


あ……なるほど。


プログラムか。


オレの膝に乗せてたしな。


菅沼さんはオレの膝からプログラムを取ると、パラパラとめくり中を確認してる。


あー、何意識してんの?オレ。


菅沼さんが、んな事するわけねーじゃん。


しかも室内まだ明るいし……。


いやいや、暗くなっても迫ってきたりとか……ナイだろ?


「私が習ってる先生のグループは、最後の方なんだ。

午前の部は11時までで、今から午後の部なんだよ」


「……へぇ」


菅沼さん、オレにプログラムを見せようと


肘掛けに手をかけ、オレの方に体を軽く寄せてくる。


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