ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
オレとしては先生のグループがいつだろーが、どうでもいい。


今……この


菅沼さんとの距離を、なんとかしてくれっ!!


菅沼さんの髪の香りが、オレの鼻をくすぐる。


離れよう、もう少し。


気持ち、菅沼さんと反対側に体を傾けると


菅沼さんはさらに寄ってきた。


……マジかよ。


気付いてない?


「この音楽祭、何年か前まで私も出てたんだよ」


嬉しそうに話す菅沼さんが


パッと顔を上げた。





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