ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「……迷惑なわけねぇじゃん。好きって言ってくれて、すげー嬉しい」


……えっ。


本当に!?


「……今日一緒にいて、何度か彼女ん事、忘れそーになった」


「そうなの……?」


「ん。菅沼さん、見てて和むし、楽しいし……かわいいし」


ドキッ!


かわいいなんて、思ってくれたの!?


ちっ……違う。これは、社交辞令だ。


ドギマギしながら結城くんの次の言葉を待つ。


……やっぱりオレ、彼女とは別れる。


とか?


菅沼さんとは、恋人一歩手前の友達状態を続けたいんだ。


とか!?


< 314 / 425 >

この作品をシェア

pagetop