ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「……わかんない」


「わかんないって。自分の事でしょ?」


雪乃にそう言われ、なんだか複雑な気分になった。


そんなに簡単に諦められるのかな。


じゃあ、好きなのやめます。


って、いきなり切り替えられるの?


「だって、わかんないよ。結城くんを好きになったのも、

好きになりたくってなったわけじゃないし。

気がついたら目で追ってて……。今だって、話したくってしょうがないのに……」


うっ……。


雪乃を慰めるつもりが、


私まで泣きたくなってきた……。


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