ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
チカン車両*結城side
*結城*
また今日も……
4両目に乗ってしまった。
菅沼さんと、向き合う勇気がないっていうか
昨日の朝オレん所に来たヤツが言ったように
ハッキリ菅沼さんに断る決心が、まだつかない。
あー、こんなんじゃダメだな。
「結城くん、おはよ」
吊革持ってボーッと突っ立ってたら、うしろから誰かに声をかけられた。
見れば、同じクラスの女子。
「あぁ……お前か」
「ちょっとー!お前って何よ」
菅沼さんかって、一瞬思ったっつの。
「はは、悪い。いつもこの車両?」
「まさかぁ!今日は時間なくって、ここにしか乗れなくってー。
結城くんがいてよかった。だってこの車両って……」
ボソッと呟かれ、耳を疑った。
また今日も……
4両目に乗ってしまった。
菅沼さんと、向き合う勇気がないっていうか
昨日の朝オレん所に来たヤツが言ったように
ハッキリ菅沼さんに断る決心が、まだつかない。
あー、こんなんじゃダメだな。
「結城くん、おはよ」
吊革持ってボーッと突っ立ってたら、うしろから誰かに声をかけられた。
見れば、同じクラスの女子。
「あぁ……お前か」
「ちょっとー!お前って何よ」
菅沼さんかって、一瞬思ったっつの。
「はは、悪い。いつもこの車両?」
「まさかぁ!今日は時間なくって、ここにしか乗れなくってー。
結城くんがいてよかった。だってこの車両って……」
ボソッと呟かれ、耳を疑った。