ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「メーワク……」


「えっ!?」


「菅沼さん、迷惑じゃねぇの?」


「迷惑って?」


「オレ……。菅沼さんと、うまく友達できるかわかんねぇ」


……だよね。


昨日徳ちゃんも言ってた。


どっちかが意識してる限り、


男と女の友情はありえないって。


だけど……


いいんだ。


もし、結城くんに騙される形になっても


私、構わないよ。


だって……


もう、好きをやめる事なんて


できないから。





もしできる事なら……


この“好き”を、


友情の“好き”に変えていけたらって思う。


徳ちゃんは無理って言うけど、


結城くんとなら……


できるような、


そんな気がしていた。



< 388 / 425 >

この作品をシェア

pagetop