ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
……えっ?


バタン!


部屋の中を確認して、目を疑って思わず扉を閉めた。


……何?


ここ、私が荷物置いてる部屋……だよね。


先生の教室の生徒さん全員の控え室だし


……今のは、似た人?






また開けるかどうか迷ってると、


中から扉が開いた。


「……嘘。……どうして?

来ないって、言ってたよねぇ」


「……来たらメーワクだった?」


「まさかっ!」


信じられないけど、


私の前には、結城くんが立っていて……


後ろ手にしている手を、


そっと私の方へと、差し出した。


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