ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「ありがとね……」


「うん。で……だ。菅沼さんに、言いたい事がある」


結城くんは、急に真面目な顔をして……


私を見つめた。


「え……」


もしかして、


これで最後だから、一切つきまとわないでくれ


とか?


だったらこの花束、返すよ!?


「オレ、菅沼さんに言ってなかった事がある」


ドキドキ……。


お前なんか友達じゃない、とか?


嫌な事ばかりが頭をよぎる。


だけど、ここまできてそれはないよねぇ……。



< 406 / 425 >

この作品をシェア

pagetop