ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
どうしよう……!!


ギュッと目をつぶり、体を縮こまらせると


結城くんが、私を抱きしめてきた。


……えっ。


なに、これは!?


先生としたハグとは、明らかに違うような……。


「ゆ……結城くんっ!?どうしちゃったの」


「……ヤベー、すげぇ顔熱い」


顔熱いって、


そんなの、私もだしっ!!


何かの間違いだと思って、結城くんの腕を振りほどこうとするけど


結城くんの腕は、


ますます私の体を強く締めつける。



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