ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
結城くんと彼女の付き合いって……


そんな感じだったんだ……。


ちょっと、意外。


彼女に好きな相手がいて……ってのは聞いてたけど……。


「でもさ、恋愛って我慢してまでするもんじゃないなって……

最近思うようになった」


「うん……」


私みたいに、ムリな所は妄想でカバーするとか?


「菅沼さん見てっと……」


「えっ」


「最近、色々ガマンがきかねぇんだけど」


ドキッ!


結城くんはやっと私を抱きしめる腕を緩めたかと思うと、


顔を正面に持ってきて


私をジッと見つめてきた……。



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