ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「でね、明日の放課後、紹介してもらう約束しちゃった」


……うそ、そんなぁ。


目鼻立ちのハッキリした雪乃。パッと目をひく華を持ってる。


美人だし明るいし、結城くんが好意持ったらどうしよう。


胸がギュッと痛くなる。


「でもね、途中でやっぱ違うって事にして……

私は緑くんと帰るから、光は結城くんと帰るって事に……するとか、どう?」


「えっ?」


なに、その提案。


「そんな顔しないでよ。私が光の好きな人取るわけないでしょ?

光にもチャンスあげようと思ったんだよ!」



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