僕、ギャルと付き合います。
「あっ、由梨! 遅れてごめん!」


「ああ、明美!」


黒ギャルが続けてやって来た。


由梨が黒ギャルに小さく手を振る。


黒ギャル!

やっぱ間違ってない。

これは由梨や!


由梨ってこんなに可愛かったんか? 


「大和! 俺に紹介して!」 


「えっ!?」


「おまえには利佳子さんいるやろ?」 


「はっ!? おまえにも彼女が・・・」


「さぁ、行こう!」


信樹は俺の有無も聞かずに由梨の肩を抱きしめると、
行き先も決めずに歩きだした。


「おっ、おい!」


たくぅ~ 信樹の奴・・・


「ねぇ、誰あのイケメン?」


黒ギャルが信樹を見ながら眉間に皺を寄せた。



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