僕、ギャルと付き合います。
由梨はそんな黒ギャルたちを見送ると、
笑みを浮かべながら俺の方へと歩み寄って来た。


「行っちゃったね・・・」


「おう・・・」


何でや? 今までなんともなかったのに、
今は、由梨がそばに近付いて来るだけで、妙に緊張する。


何でや・・・


「大和、プリクラ撮ろうよ!」  


「えっ、ああ」


由梨は俺の腕に自分の腕を絡めると、
引っ張るように歩き出した。


俺たちはプリクラの機種を選び、
お金を入れる。


由梨は、「これがいい!これもいい!」
そうはしゃぎながらフレームを選んでる。


そんな姿がまた可愛く見えた。



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