僕、ギャルと付き合います。
「大和、行くよ!」


由梨は腕を絡め、ぴったりとくっついて来ては、
上目遣いで俺見る。


「おう」


こんな無垢な笑顔を見せる子が
俺のことを好きなんて・・・


パシャッ!

パシャッ!


機械は次々と俺たちを撮影されていく。


「大和ぉ~表情が硬いよぉ!」


「そ、そうかぁ?」


「もう!
じゃあ、こうしちゃう!」


「えっ!?」


由梨は低い身長でめいいっぱい背伸びして、
俺の頬にキスをした。


「へぇ!?」


大和は頬を押さえながら、
びっくりした表情で由梨を見た。


「フフッ、もっと硬くなったね?」


由梨は恥かしそうにそう言いながら微笑んだ。



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